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本当に100を切れるのか?!小澤康祐先生の物理ゴルフレッスンレビュー 〜三井の森CCゴルフコース編
Caddyスタッフの丸山です。
丸山茂樹プロと同じ苗字で「まるちゃん」と呼ばれることも多いのですが、腕前はまったくの素人。ゴルフ歴は長いのに未だ100を切れません。
本格的にゴルフを始めたのは8年ほど。上手くなるためにいろいろ投資(浪費?)しながら今に至ります。
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<小澤コーチのCaddy専門レッスンについて>
ご縁もあり、小澤康祐先生にはCaddyの「レジャーとしてゴルフの魅力を広めたい」という趣旨に賛同いただき、コンテンツの顧問をしていただいています。その中で、私たち運営メンバーも体当たりでゴルフ上達に挑んでいます。これはその奮闘記です。
今回の小澤先生のレッスン5要点
今回教わったことで、個人的に特に重要だと感じたことを5つにまとめました。
1.クラブが全てのはじまり。
ゴルフは、身体ではなくクラブが全てのはじまり。
スライスなどでボールが曲がってしまうということは、ゴルフクラブがボールに回転をかけるように当たっているということ。
つまり、どのようにクラブがボールに当たると曲がるのか?を知れば、修正することができる。目から鱗です。
2.ゴルフクラブは普通に振れば回転してまっすぐあたる
ゴルフクラブは、当てようとしなくても、自分が邪魔をしなければ勝手に綺麗にボールにあたります。
自分がどうゴルフクラブを振るのかではなく、どのようにクラブがボールにあたるのか?をイメージすると、ゴルフクラブを邪魔しないスイングという意味がわかってきました。
3.雨上がりのポーズ
雨が降ってきた?その時って手のひらを上にして、肘は身体につけますよね。
この上を向いた手のひらの高さを覚えておいて、下のでんでん太鼓イメージを使います。
4.でんでん太鼓イメージ
自分の体の前でゴルフクラブを安定して振るには、でんでん太鼓のイメージが近いとのことです。
たしかに先の雨上がりのポーズのまま、でんでん太鼓のようにクラブを身体に巻き付くようように振ると、スイングが安定しました。
5.草刈りドリル
アプローチのイメージは、草刈り釜で草刈りをするようにクラブで地面を刈るイメージで。
ゴルフクラブをそのように当てた時、確かにボールが低く転がりました。
今まで普通にスイングをしていたので距離が安定しなかったのですが、軽く刈れば良かったのですね。目からうろこです。 後からお聞きすると「急に思いついたドリル」だそうです(笑)
今回挑んだコース
長野県茅野市にある三井の森カントリークラブです。最大標高1500メートル!高原ゴルフで夏でも涼しい!
ラウンド日は2018年8月29日(水)でした。
バイキングで食べ放題です。うまいです。ここは休憩時間がもっと欲しい!
結果
130→103に!すごいぜ小澤先生!
2ヶ月前は130をたたいていて、その後のラウンドでしたが、100切り目前までいきました。
実は自己ベストも更新したのですが、あまりスコアも荒れず、このくらいで「当たり前」のように感じました。歯を食いしばりながらスコアと格闘していた2ヶ月前と比べて、驚くべき進歩です。
気づき
急にスコアが良くなった一番の理由は、小澤先生の言う「クラブにボールが当たる」というイメージが明確にできたことだと思います。
それまでの私は「自分がどうクラブを振るか?」「いかに脱力するか?」ということを考えていたのですが、そんなのは関係なく「クラブがうまく当たればなんでもよい」と覚悟を決めることができました。
その結果、良い意味で諦めがつき、でんでん太鼓イメージで力まずゴルフクラブを振ることができるように。
またその時ボールが曲がってしまったとしても、仕方がないと諦め、その後、曲げないようにクラブをあてる修正ができるようになりました。
また曲がる可能性があると考えることで、あまり無茶な攻めをしなくなりました。例えば、右がOBであれば、失敗したとしてもなるべく左に曲がるようなゴルフクラブの当て方をすることで、大けがなく回ることができました。
結果的にスコアがまとまったのだと思います。
今後の課題
良い意味で諦めがついたのは良かったのですが、今度は逆に距離をあわせるのが難しくなっています。
20ヤードくらいのアプローチであれば草刈りドリルの力でうまく寄せられますが、それ以上の距離が残った時のスイングが安定しません。
これ以上スコアを伸ばそうと思う場合、逆に短い距離は諦めずに距離と方向性をコントロールできるようなショットを身につけることができれば、もう少しスコアが伸びそうな気がします。
この件について小澤先生にお聞きして、今回の体験記を終えたいと思います。
<小澤先生の回答>
パターを除いたクラブで力の調整をせずにショットした場合に、一番短い番手(SW)の距離というのは、男性で言えば70~80ヤードくらい。つまり、それより短い距離というのはどんなクラブを使っても距離を自分の力加減で合わせなければなりません。
実は30~70ヤードのアプローチというのは、距離感と方向性を合わせるという2つの仕事を同時にする、一番難しいショットでもあります。
コースでも打つ機会が多く、短いからと言って決して簡単ではない70ヤード以下の距離を徹底的に練習することは、スコアアップの大きな鍵を握っているということは間違いないと言えますね。
また、距離感はクラブに任せられる距離である100ヤード周辺が得意になっておけば、330ヤードのパー4であればティショットを230ヤード打てば良く、何がなんでもドライバーで遠くまで飛ばさなくても良い、という風に計算できるようにもなりますので、スコアアップに直結する考え方のひとつですね。
物理学から効率的な運動動作を考察し、運動に関する独自理論を構築。トレーナーという立場から、プロゴルファーにも動作や体作りについての指導を行っている。
<メディア出演>
NHK「あさイチ」、フジテレビ「とくダネ」、週刊ゴルフダイジェスト、月刊ゴルフダイジェスト
<小澤先生の回答をうけて丸山の感想>
発送の転換ですが、70ヤード以下を残さないという選択肢があると気づくことができました。
つまり100ヤードにしてクラブに任せるか、20ヤードにして転がすかという選択ですね。それであれば方向性だけの調整になるのでより簡単になりそうです。
とても勉強になりました。ありがとうございました!
この記事を書いた人
キン消し世代のITコンサルト。クライアントには書籍出版、テレビや雑誌出演をする人も多い。論理的だが説明の仕方が上手く凡人にもわかりやすいため、“人間翻訳こんにゃく”の異名をとる(編集部談)。
柔らすぎる雰囲気ゆえか、時になめ猫もびっくりなほどなめらることもあるらしい。愛犬はダックスフンド。
レジャーゴルファーらしく、ゴルフコースは隔月で回るくらいで、冬は滅多にいかないチキンだが、ゴルフ自体は楽しんでいる。
#楽天家 #包容力 #先見の明