ゴルフで好スコアーを叩き出すために、絶対外すことのできないパット。
自分に合ったパター選びや日ごろの練習もとても大切です!
ここでは、そんなパターの基本をすべて紹介していくことにしましょう。
パターの種類と特徴
ゴルフクラブの中でも、パターは特に種類が豊富です。
パターヘッドの形状だけでも、大きく分け3タイプがあり、
■ピン型 代表的な形状で、ミスに強いとされる
■マレット型 上級者向けでフィーリング重視。かまぼこ型。左右のブレを軽減させ、直線的なショットが打てる。
■ネオマレット型ヘッドが大型で初心者の人でも扱いやすい
また、ヘッドの形状以外にも、ネックの形で3タイプに分けることができます。
■ ベントネック ネックがなく、シャフト自体を湾曲させたもの
■クランクネック シャフト中心線よりフェースが後方に下がったフルオフセット形状
■センターシャフト ヘッドの中心にシャフトが装着され、シャフトとフェースが一直線になったオフセットなし
基本のパターの握り方3選
初心者ゴルファーの方必見。今回は基本のパターの握り方3タイプを紹介していきましょう。
最も一般的な握り方であるオーバーラッピンググリップ。
右の小指を左手に重ねることで、両手に一体感が増し、両手がバランスよく使え、ミスが少なくなります。
前述のオーバーラッピンググリップをもとに、指の重ね方だけを逆に握ります。
左手の人差し指を、右手にかけた握り方で、左手の使用をセーブできます。
右手を左手よりも手前に握るため、右手首の余計な動きを抑える効果があります。
クロスハンドグリップは、方向性を高めることができる握り方と言えるでしょう。
パターの握り方は人によって様々ですが、現状のスコアーに満足いっていないベテランの方も、再度基本を思い出し、パットの上達に生かしてみませんか?
パターの構え方とコツ
スタンスは肩幅ぐらいに広げます。
ターゲットラインに対して、足は三角にセットをし、膝はやや曲げる程度で大丈夫です。
両腕は、肘からシャフトが一直線になるようにクラブを持ちます。
それから手元をお腹に近づけ、そのまま前傾姿勢になり、パターを地面にくっつけます。
体の重心位置は、疲れてくると知らず知らずに、内に重心が狂いやすくなるものです。
両足共に土踏まずに体重を乗せて立つことを意識するようにしましょう。
そうすれば、下半身が安定します。
これら全てが、パターを打つ際の基本的な構え方になります。
オーソドックスな構え方とコツではありますが、マスターできれば必ず上手くなります。
■手首に角度を作らないように注意する、地面と顔が平行になっている事が大切
■ボールの位置は、左目の真下にくる位にセットすることが理想的
■真ん中よりはやや左にボールをセットする(自分から見た場合 )
■ボールの位置を右寄りにセットしたり、左に置きすぎたりすると、ストローク中にパターヘッドの当たる位置が変わるため、ボールの転がりが悪くなります
パターの打ち方と打ち方イメージ
パターを打つ時、ストローク中は、なるべく手首を使わないように気をつけましょう。
構えた時にグリップ・肘・肩を結んだ五角形を意識しながら、振り子のように打ち、安定した転がりをキープさせることが大切なのです。
ショットの時と違い、パターを打つ際に体の捻転差は必要ありません。
パターの時は、腰と頭を動かさないように注意することが肝要です。
下半身と頭をしっかりと固定させ、肩を上下させるようなイメージで打ち、ストロークは、ゆっくり打つリズムを心がけ、一定のスピードを保つようにしましょう。
たまにですが、打った後に打ったボールの転がりを追いかけて、体勢を崩す人を見受けられます。
ショットの時と同様に、パットの時もフォロー止めすることが大切です。
フォロー止めを行っていれば、インパクトでフェースの向きが狂いにくくなり、狙ったところにボールを打つことができるのです。
また、インパクトにゆるみが生じたり、パンチが入ったりすることも防げますので、必ずフォロー止めは行ってくださいね。
パットの名手たちも、フォロー止めを必ず行っています。
『ボールを打った後の体勢はそのままで、ボールが止まるまで動かない!』こういったことを心がけていれば、真っ直ぐなストロークが期待できるはずですよ。
お家でできる、パターの練習の仕方
簡単そうに見えて、意外に難しいパター。
ですがパットは、ショットと違いパターマットを使って、家で手軽に練習することができます。
でもただ単に、打っているだけで上手くなるほど簡単ではありません。
せっかくグッズを揃えて、お家で練習するのであれば、ぜひ効果的な練習方法を取り入れてみましょう。
そうすれば、もっと上達できるはずです。
まず始めは、距離感をつかむ練習からしていきましょう。
パターマットには、カップの直前に傾斜がついたマットと、平らなマットの2種類があります。
初心者の方であれば、打つ強さや、どのくらい転がるのかといった感覚を掴むことが大切ですから、傾斜のないタイプの、ラインが入った3メートル程度の長さのマットを購入すると良いでしょう。
そして3メートルで10球、2メートルで10球などという具合に、位置を変えながら練習していきましょう。
慣れた方は、傾斜ありのタイプを利用し、カップに入れるのではなく、カップの手前でボールを止める練習から始めましょう。
手前で止める練習をすることによって、方向性や距離感そしてスイングの作り方などが自然と身に付きます。
芝の長さによっても速度は変わりますから、グリーンに近い感覚で打てる短めの芝マットを購入してみると良いでしょう。
ゴルフは、正しい方法と理解があれば結果が伴うスポーツですので、できる限り頑張ってパット練習を続けてみて下さいね。
この記事を書いた人
「レジャーとしてのゴルフを楽しむ」をモットーとするゴルフ情報メディアCaddyの編集部のキャディ子です
編集部スタッフの大半が初心者ですが、“ゴルフを楽しむプロ集団”として、自ら学び体験しながらコンテンツをつくっています。