老若男女が楽しめるスポーツであるゴルフ。
しかし、未経験者がいざはじめようと思っても「敷居が高い感じ」「うまくなるまで時間がかかる」「仕事の付き合いとしてやるもの」といったネガティブなイメージもあると思います。
ただ本当は、もっと気軽に楽しめるレジャースポーツだということがさまざまな調査から読み取れます。では実際のデータから、その理由を見ていきましょう。
仲間や親しい人とゴルフを楽しみたいと思う人たちが増えている
株式会社リクルートライフスタイルのじゃらんリサーチセンターによる『ゴルフ市場に関する実態調査(全国20~69歳の男女対象)』によると、
ゴルフを始めたきっかけは「家族・友人」が44.4%、次いで「仕事関係」が43.0%となり、世代別にみると、年代が低いほど「家族・友人」の割合が高く、20代では6割を占めているという結果でした。
また、未経験者における「今後やってみたい」割合の高い20代の“トライアル意向者”に対して誰から誘われたらゴルフを始めてみたいかの質問では、78.0%が「友達」と回答し、以下「家族・親戚」(38.0%)、「彼氏・彼女」(29.5%)と続く結果となっていました。
この結果から、仕事としてのゴルフではなく、仲間や家族とともに楽しみたいといった傾向が強くなってきていることが伺えます。
【引用元】株式会社リクルート ライフスタイル『ゴルフ市場に関する実態調査』
ゴルフを趣味として楽しむライト層のゴルファーがもっとも多い
では、どのくらいのモチベーションでゴルフをやっている人たちが多いのでしょうか?株式会社 矢野経済研究所が2017年に発表した『ゴルファーライフスタイル調査』によると、総ゴルファー数762万人*の内、362万人のコア層に対して、ライト層の方が400万人と多い結果となっています。
そのライト層の中でも、「ゴルフが一番の趣味ではないが楽しんでいる層」がもっとも多いようです。
さらに、先の『ゴルフ市場に関する実態調査』のイメージ調査によると、「大人のスポーツ」「健康によい」「生涯楽しめる」「コミュニケーションの一環」「レジャーの一環」といった意見が挙がっています。
つまり、健康的にずっと楽しめるスポーツとして、ゴルフをやる人が増えてきていると言えるではないでしょうか。
ゴルファーの70%以上(551万人)がゴルフスクール未経験者
ゴルフをするなら、スクールに通ってちゃんとしたレッスンを受けないといけないと思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、先の『ゴルファーライフスタイル調査』によると、ゴルファーの70%以上(551万人)がゴルフスクール未経験者ということです。
この調査では「あなたはこれまで、ゴルフスクールなど誰かにゴルフを習ったことがありますか」という質問に対してもっとも多かった回答が「ゴルフを始めたばかりの頃、会社の上司や同僚、友人に基本を教えてもらったことがあるが、スクールを利用したことはない」の30.4%でした。
もちろん、きちんとレッスンを受けて習った方がより上手になるでしょうが、そうでなくても楽しくコミュニケーションを取ながらできるということでしょう。
初心者にとって、ゴルフを始める敷居は思っているよりも低い
したことがない人にとっては、あまり馴染みがなく敷居の高いイメージのゴルフですが、それは知らなかったというだけで実際は気軽に始めれるスポーツなのです。
老若男女問わず長く続けることもでき、とても健康的であり、さらに多くの緑や自然がある中で行うのでため、忙しい社会人の方は気持ちのリフレッシュにもなります。
自然の中でのアクティビティも注目されている現在、レジャースポーツとしてゴルフも楽しんでみましょう。