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【第三回】ゴルフスイングでつま先が開いてしまう原因と足裏の機能 運動学×物理学でわかりやすいレッスン
「わかりやすい!」「腑に落ちた!」とその指導に定評のあるゴルフトレーナー小澤康祐さんによる講座を動画と解説テキストでご紹介。
感覚的な指導ではなく、「どうしてそうなるのか?」「どうすれば改善できるのか?」など「なぜ?」を知りたい方は必見です!
第三回目は『ゴルフスイングでつま先が開いてしまう原因と足裏の機能』。つま先がつい開いてしまう原因を解説していきます。
早速以下の動画をご覧ください。
インパクトからフォローにかけて足がめくれて膝が割れてしまったりとか、足が開いてしまったり、そういったスイングのクセをどうやって直せばいいのか?
実はこの原因は足裏です。足底の機能が低下していることが原因として考えられるので、今回はこれを解説したいと思います。
土踏まずを意識して、スムーズに足を動かしてみよう
まず限界まで内股にしてみる、つま先同士を向けるぐらいに行ってみてください。その時に足の裏のどこが地面に着いているとやりやすいかというのを感じて頂きたいです。
ポイントとなるのは「土踏まず」です。この土踏まずが地面に着いてる状態、細かく言うと土踏まずのてっぺんにあたるところに舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨がありますが、この舟状骨が地面に着いている状態が、土踏まずが土を踏んでしまっている状態です。
ここがつぶれた状態で内股にしようとすると膝ばかりが内を向いて、つま先はあまり内を向いてくれない状態になります。土踏まずを上げた状態(舟状骨を上げた状態)で内に向けると、つま先はスムーズに内側に向けることができます。これが体の仕組みです。
土踏まずがしっかり上がると、股関節が内旋できて骨盤が回転していく
ではこれがゴルフの中でどうなっていくかというと、インパクトからフォローの動きの中で、左の股関節というのは内にひねられた状態、内旋(ないせん)になります。
この内旋の時にしっかり舟状骨(土踏まず)が上がっていてくれること、土踏まずが上がりながら母子球が地面を捉えているという状態になってくれてはじめて、足がしっかり地面に設置した中で、股関節が内旋できて骨盤が回転していくという動きができてきます。
この足裏の機能が低下してしまっている場合は開いてしまいますが、土踏まずも動かすことができるので、うまく土踏まずが機能すると、いい動きができるようになります。
この土踏まずの機能を向上させるトレーニングをやってあげると、股関節の動きが連動して改善されていくことがあります。
物理学から効率的な運動動作を考察し、運動に関する独自理論を構築。トレーナーという立場から、プロゴルファーにも動作や体作りについての指導を行っている。
<メディア出演>
NHK「あさイチ」、フジテレビ「とくダネ」、週刊ゴルフダイジェスト、月刊ゴルフダイジェスト