打ちっぱなしに足を運んでの練習は、お金だけでなく時間も必要になります。上達したいとは思ってはいても、なかなか仕事上行くことができないという方も多いはずです。そんな方達のために、今回は今すぐ行える練習法について紹介していくことにしましょう。
自宅で簡単!上達のためのボールを使った室内練習法
マットを使ったパター練習
より良いスコアを出すためには、パッティングスキルの向上は欠かせません。
パターマットや毛の短い絨毯の上で、2m以内の真っ直ぐのラインを確実にカップインできるように練習しましょう。
何度も何度も反復するうちにかなりの確率でカップインすることができるようになります。
さらに精度を上げるなら、ボールを2つ並べて、トゥ(パターの先端)とヒール(パターの根元)で同時に真っ直ぐに打つ練習もしてみましょう。
うまく打てると、2つのボールが真っ直ぐに、同じ距離を転がるようになります。
アプローチの距離感を自室で養う
ゴルフボールを手に持って、ゴミ箱やクッションなどのターゲットに向かって投げ入れる練習をしてみましょう。
どれくらいの力で、どれくらいの高さでボールを投げるか明確にイメージしてから投げるようにするのがポイントです。
繰り返し練習することで、イメージ通りの軌道と距離感でボールを投げられるようになります。
実際にアプローチするときも、手で投げるのと同じ感覚、同じ振り幅でスイングすると、イメージ通りの球を打つことができます。
屋内の場合、あまり遠くにターゲットを置くと危険なので、失敗しても問題のない位置にターゲットを置くようにしましょう。
リフティングでミートする感覚を養う
サンドウェッジなどの短いクラブで、リフティングの練習をしてみましょう。
リフティングは、コンコンコンコンと、クラブを持ってクラブのフェースで、ボールを落とさずに何度もボールを打つことを言います。
芯にしっかりミートさせないと、ボールはすぐに落ちてしまうので、芯にあてる感覚や、フェースの向きをコントロールする感覚を養うことができます。
リフティングのスキルがゴルフのスコアと直結するわけではありませんが、クラブを扱い慣れるのにも役立ちますし、出来るとカッコイイので、ぜひ挑戦してみましょう。
ボール無しでもできる練習方法
「ゴルフの練習をボールなしで?」と思った方も多いのではないでしょうか?そんな練習法では、上達できるわけがないと考える方も少なくないと思います。
ですが、ゴルフは正しくスイングすることができれば、まっすぐ遠くまで飛ばすことができるようになりますので、良いスコアに繋がります。打ちっ放しでなければ練習できないわけではありません。
ここではボールを使わずにできる練習をいくつか挙げていくことにしましょう。
コインを使ったパターの練習
パッティングも素振りで十分身に付けることができます。パターヘッドの上に、10円玉などの硬貨を置き、硬貨を落とさないようにスイングする練習もおすすめです。
初心者のスコアを脱することができない間は、素振りを積極的に行っていくようにしましょう。
素振り
野球でもバットを持って毎日素振りをするように、ゴルフも球を正しく遠くまで飛ばすためには、素振りが効果的です。
アイアンは短く軽いので、素振りにはとても向いています。まずはアイアンを使って正しいスイングを身に付けましょう。
素振りでも、下にマットを引いて、ヘッドをしっかりと地面につけた状態で素振りをすることが理想です。インパクトの際もしっかりとマットを叩く(擦る)ようにしましょう。
室内でおこなう際は、素振り用の短い練習器具を使うようにしましょう。
素振りをするときに大切なことは、回数よりも緊張感を持って正しくスイングすることです。せっかくの練習を効率よく発揮するためにも、本番を想定し、1回1回正しくスイングしていきましょう。
ティを設置し、正しいスイングができているか確認してみるのもいいでしょう。正しいスイングが身につけば、毎回同じ音が響きます。振るたびに違う音がするようであれば、正しくスイングできていない証拠です。スマホで動画を取って自分のスイングをチェックしてみるのも良いでしょう。
筋トレ
ゴルフは、体幹が大切なスポーツです。なぜなら、体がぶれてしまうと、打った球が曲がった方向に飛んでしまうからです。
また、遠くに飛ばそうと思えば思うほど、体にも大きな負荷がかかってきますので、より軸をしっかりさせることが必要になってきます。
体幹を鍛えるためにも、背筋や腹筋、下半身の筋トレを行いましょう。スクワットや腹筋、上体反らしなどが良いでしょう。
また、バランスボールなどの体幹を鍛えるグッズを使ってみるのも効果的です。できるだけ、続けてみるようにしましょう。
イメージトレーニング
ゴルフは、しっかり戦略を立てなければ、良いスコアを出すことのできないスポーツです。日ごろから、様々なコースを想定し、良いスコアをたたき出せるイメージ練習をしておくと良いでしょう。
前回、回ったコースを頭に描きながら、その時々ベストだと思えるショットを頭にイメージしていきましょう。頭の中で、実際にラウンドしてみるのも効果的です。
次回回るコースを思い浮かべ、戦略を立てることも良いスコアを導くポイントです。プロも行っている練習ですので、ぜひ取り入れてみましょう。
ストレッチ
プロのゴルファーがプレー前にクラブを持ってストレッチしている姿を目にしたことがあるという方も多いと思います。ストレッチとゴルフはあまり関係ないように感じますが、体が硬いと滑らかなスイングもできません。
スイングしている時に腰が痛い、肩が痛いという方は、日々のルーティーンにぜひストレッチを取り入れてみるようにしましょう。ここでは、2つのストレッチを紹介していきます。
・肩のストレッチ
両方の掌を胸の前で合わせ地面と平行に左右にひねっていきましょう。この時ひねる方向と反対側の腕が地面と平行にまっすぐ伸びた状態になるよう心がけましょう。回しにくいなと感じる方向を重点的に行い、ストレッチしていきましょう。
・肩と腰のストレッチ
ゴルフクラブを背中に回し、左右にひねるストレッチです。両手でクラブの端を持ち、シャフト部分は地面と平行になるよう意識しながら首の後ろを通るように持ちます。そのままクラブのシャフトを地面と並行に保ちながら左右に回転させていきます。この時、腰は常に正面をキープし続けるようにしましょう。ぜひストレッチを続け、柔軟性を身に付けてくださいね。
この記事を書いた人
「レジャーとしてのゴルフを楽しむ」をモットーとするゴルフ情報メディアCaddyの編集部のキャディ子です
編集部スタッフの大半が初心者ですが、“ゴルフを楽しむプロ集団”として、自ら学び体験しながらコンテンツをつくっています。