ゴルフは紳士のスポーツと言われるだけり、趣味としてのプレーであっても、ルールやマナーが他のスポーツよりも重んじられている傾向にあります。
そのため、ゴルフのルールマナーを知っておくことが、最低限のマナーともなるのです。
「また一緒にラウンドしたい」と言われるように心がけることが、気持ちよくプレーができることにもつながります。
難しいなと感じるかもしれませんが、慣れてくれば相手のことや周りのことに意識を置きながらでも、自分のプレーができるようになれるものです。
それでは、最低限気を付けたいマナーをご紹介していきましょう。
ご存じの方もおられるかと思いますが、今一度確認してみてください。
ラウンド前のマナー
ゴルフのマナーは、ラウンド当日の起床時から始まっています。
当たり前ですが、遅刻は絶対NGです。自分だけでなく一緒にプレーする人や主催者にも迷惑をかけてしまいます。もしどうしても遅刻してしまいそうな時は、なるべく早めに連絡しましょう。
ゴルフのマナーは、ラウンド中だけでなくプレーをする前にもあるのでご注意を。でもそんな難しいことではなく、ごくごく当たり前のことをきっちりとすれば問題ありません。
スタート時間の1時間前にはクラブハウスに入っておこう
クラブハウスへスタート1時間前に入るというのは、チェックインをしたり着替えたりする時間の確保ということもありますが、ゴルフ場側がキャディバッグをカートに載せる準備時間を確保するためでもあります
というのも、実はキャディバッグの積み込み作業はラウンドスタート直前というわけではないからです。 あまりにもスタート時間ぎりぎりに到着してしまうと、カートの準備に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
また、到着し着替えてすぐにスタートすると、なかなか体が動かずケガをしてしまう可能性も高くなります。
体をほぐすさないままにプレーし、ミスショットばかりでは、お互い気分よくラウンドできませんよね。
ストレッチや素振り、パター練習などを行い、プレーへの準備をしっかりと行うことが、同伴競技者へのマナーにも繋がります。
スタート時間の10分前には集合場所へ
カートに乗ってスタートホールのティーグラウンドに行く場合はカートへ、ティーグラウンドから直接スタートする場合はティーグラウンドへ向かいます。
スタート時間の10分前に行くようにしましょう。
1人でも遅れているとスタートできないので、絶対に遅れないようにします。10分前には到着して、同伴者に挨拶をしておくとベストです。
使用するボールのブランド名とナンバーを確認しておき、ティーやボールの予備を複数準備しておきます。
スタート時に準備不足でバタバタしてしまわないように、時間に余裕をもって行動しましょう。
コース内のマナー
スタートしてからのコース内でもマナーはあります。
ラウンドがスタートしてからのマナーは、ゴルフならではのものが多いので初心者の方は特に気を付けてください。
全体としてのマナーは、スロープレーにならないことです。 前の組との間隔を保つことを心がけましょう。
ティーグラウンド
ティーグラウンドでは、決められた順番にティーショットを打っていきます。
ティーショットを打つ人のマナーとして、素振りは必要以上にしないこと。
素振りやティーショットを行う時には、周りに人がいないか十分に気を付ける必要があります。
ティーショットを打つ人以外のマナーとして、打つ人の目の前はもちろん、なるべく視界の中に入らないようにすることが大切です。動いたり話をしたりしてはいけません。
しっかりと打球の行方を見ておきましょう。ティーショットを打った人の打球の行方を見ておいてあげることもマナーです。 ボールを探すときに助けとなります。
ティーショット後のティーを探すのも、必要以上に時間をかけないようにしましょう。 スロープレーを防ぐことにもつながります。
フェアウェイ付近
2打目以降はボールの位置が、カートからではわからない事もあります。
そのような時は、ある程度の位置にボールがあると見当を付けて、複数のクラブを持って探しに行きましょう。
手ぶらでボールを探しに行き、見つけてからクラブを選びにカートへ戻るというのは、マナー的に良くないことです。
多くのゴルファーが嫌うスロープレーにもなります。
他にもスロープレーになってしまいやすい行動として、必要以上に時間をかけてボールをさがすことがあります。
また同伴者のロストボールを、一緒に探してあげるのもマナーです。
グリーンに近づいたらパターを持って移動するなど、少し先のことを想定して必要な物を持ってプレーするようにしましょう。
バンカー
コース上に点在するバンカーにも、実はマナーはあります。
高い所のエッジを崩してしまわないようにするため。 バンカーへは低い側から入りましょう。
バンカーを使用したら、打った後はもちろん足跡もきれいにならしておくのがマナーです。 バンカーに入る際はボールの近くから入り、出るときも同じところから出て、砂をならす範囲を小さくします。
グリーンで
グリーンのマナーに共通しているのは、グリーンを痛めないように気を付けるようにすることです。
- グリーン上に、抜いたピンやクラブは置かないこと。
- グリーン上は走らない。足を引きづらない。
- グリーン上にあるボールの跡を直す。
- カップの縁を踏まない。崩れるとカップの形状が変わってしまうので気を付けること。
またこの他にも、同伴競技者のパッティングラインにつていてのマナーにも要注意。 パッティングラインを踏んだり、自分の影をパッティングライン上に映たりしないようにするのも、当然のマナーとなっています。
まとめ
今回、紹介したゴルフのルールは基本的なものがほtんど。
この他にも、気を配るべきマナーはまだまだありますが、あまり知識だけを詰め込みすぎても、窮屈になってしまいゴルフを楽しめません。
そのため、最低限のこれらのマナーに気を付け、同伴競技者やその日の雰囲気に合わせて、臨機応変に対応しましょう。
この記事を書いた人
「レジャーとしてのゴルフを楽しむ」をモットーとするゴルフ情報メディアCaddyの編集部のキャディ子です
編集部スタッフの大半が初心者ですが、“ゴルフを楽しむプロ集団”として、自ら学び体験しながらコンテンツをつくっています。