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「あいつは終わった」という風潮について。プロゴルファーはいつ花が咲くか分かりません

どうも~ノザです!

今回は、「あいつは終わった…」とコメントする方に向けて、私見的な事を書いていきたいと思います。

松山英樹プロが2021年にマスターズで劇的な優勝を遂げました。リアルタイムで朝から観ていましたが、それはもう胸が詰まる思いでしたね。

あの場所で日本人が勝つなんて想像していませんでした。事実、片山晋呉プロの4位が最高で、日本人はベスト3にも入れていなかった訳です。
2021年のマスターズだって、プレー資格のある日本人は松山プロだけ。

世界ランキング2位まで上り詰めた松山プロでさえ過去は5位が最高。

そんな中での優勝。それはもう日本中を駆け巡ったニュースとなりました。

僕の職場でもゴルフ好きな上司からは、第一声が「おい観たか?松山勝っちゃったよ!」でしたからね。

松山プロが日本人の力を世界に見せてくれた。
その事は日本人全員が喜ぶべき事だし、控えめに言っても偉業です。

でもこのニュースでよく分からない話に飛躍している部分がある。

そこにちょっと納得いかないので、今回のテーマを執筆する事にしました。

どんなプロも優勝から遠ざかれば「終わった」と酷評される

松山プロはここ数年、世界ランキングで日本人最上位にいます。日本人最高のゴルフプレーヤー。それは誰しも認める所でしょう。

しかし、松山プロが結果を出し続ける一方で「変なスポットライトの当たり方をしてしまう人達」がいる。

筆頭はやはり、言わずと知れた石川遼プロです。松山プロとは同学年で同い年。

デビューは石川プロが早く、デビューから賞金王までは飛ぶ鳥を落とす勢いで、ゴルフ界の話題をさらって行きました。

最年少優勝に最年少賞金王。通算17勝。立派な数字ですよ。

しかしやはり比べられるんですよね。お互い尊敬し合っているので、関係性は良いけれど外野が放っておかない。

「石川プロは松山プロにだいぶ置いてかれた。今回の優勝も石川プロは内心穏やかではない」なんて書き込みを見ました。「終わった」なんて書き込みも見受けられた。

これに対して怒りが涌くんですよね。他人事ながら腹が立つ訳です。

石川プロ以外でも沢山います。
藤本佳則プロは東北福祉大の先輩で、松山プロに「この先輩に勝ちたい!」と思わせたプロです。今平周吾プロも昔、松山プロに勝っているので何かあるとそれを引き合いに出されている。

同級生なのに、年上なのに、一度勝っているのに…。
松山プロの成績に誰も追いつけていない。

そんなコメントする人に向け、次項を書きました。

ジャンボ尾崎、藤田寛之プロは40代が強かった

石川プロだってこれからマスターズで優勝する可能性は十分あります。

ゴルフは息の長いスポーツ。転機がどこで訪れるか分からない。

ゴルフファンじゃなくても知らない人はいない「ジャンボ尾崎プロ」。
その戦歴を少し調べて見ました。

ジャンボ尾崎プロは前人未踏のプロツアー113勝で、賞金王になった回数は計12回。もはや異次元な話ですが、賞金王になった12回のうちの9回はなんと40代でした。

優勝回数も30代は48回で40代は64回と上回っているんですよね。

また個人的に大好きな藤田寛之プロも通算17勝の内、40代で11勝しています。賞金王になった2012年も43歳でした。

2019年マスターズ覇者であるタイガー・ウッズも当時43歳でした。

このデータから分かる事は1つ。
40代で花開くプロがいる、活躍するプロがいるという事です。

石川プロも藤本プロも今平プロも20~30代前半。どう考えてもまだまだ先があります。逆に言えば松山プロが怪我などで調子を崩したり、病気になってしまう可能性もある。

誰が終わったとか始まったとか、ゴルフに関してはあまり話ても意味がない。

サッカーや野球と違って、運動神経や若さがものを言うスポーツではないのです。

経験やセンス、それが40代でピークを迎える事もある。

それがゴルフというスポーツなんです。

ゴルフはいつ「ハマる」か分からない!早合点は禁物

上記で書いたように、40代で爆発するプロも現れる可能性は十分ある。というか実際そんなプロは多い。

早合点して「あのプロはもうダメでしょ」なんて呟いている人。ゴルフだけは分からない。吐いた唾を飲む事になるかも知れない。

それに、「現状の調子」を評価するのは仕方ないにしても、そのプロの今後を勝手に予測するのは褒められた行動ではない。

だから止めましょう。応援してあげましょうよ。

松山プロがこれだけ結果を残してるんだから、松山プロと関わった人達も相当プレッシャーを感じていると思うんですよね。

松山プロの存在を自身の中で大きくし過ぎて、良くない方向に流れている気がしますし、むしろ松山プロが居なかったら、もう少し戦績も良かったのではないかとさえ思います。

それ程存在が大き過ぎる。さらにマスコミも取り立てる。
さらにさらにSNSで心ないコメントをされる。

少し脱線しましたが、とにかくプロ達の未来を決めつけす、早合点しないであげましょう。

まとめ・今低迷しているプロもまだまだこれから

という事でまとめます!

【あいつは終わったなんてゴルフではない!40代から強くなるプロも沢山いる】です。

55歳で優勝したジャンボ尾崎がいるのです。誰がどうなるなんてまだまだ分かりません。

松山プロが勝って皆が祝福した。
松山プロに続いて皆頑張る。

それで良い。そもそも誰かに批判の目が向く事自体おかしな話です。

今回は少し熱くなりましたが、また次の記事で!

この記事を書いた人

ノザ@ゴルフライター
ノザ@ゴルフライター

関東在住の普通のサラリーマン。
ゴルフ歴は10年以上。月一ゴルファー。

【Twitter】
ゴルフ関係を中心に呟き、フォロワー1700人超え(2020年7月現在)気軽にフォローして下さい。
https://twitter.com/nagaremono12


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